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FUJIFILM X30 高級コンデジの魅力【レビュー 作例】

2021年10月21日

こんにちは、カエデです。Instagram

2014年に発売された高級コンデジ、富士フイルムX30のレビューと作例になります。

今となってはオールドコンデジですね。

コンデジでありながら大きめのファインダーで撮影が非常にしやすいです。

ズームはコンデジでは珍しい手動で行うものであり、これも非常に快適。

F2-F2.8という明るいレンズに、手ブレ補正もかなり効く。

チルト液晶やマクロ機能も付いており、盛りだくさんのコンデジといったところです。

少しでも参考になれば幸いです。

FUJIFILM X30

簡単なスペック

  • 発売年 : 2014年9月20日
  • 撮影素子:2/3型
  • 有効画素数:1200万画素
  • 焦点距離:28mm-112mm
  • F値:F2-F2.8
  • シャッタースピード:1/4000秒(状況によって制限がかかる)
  • 連写:12コマ/秒
  • チルト液晶搭載
  • 重量:423g

作例

外観

電源オン

電源オンにした状態です。

フラッシュが内蔵されています。

チルト液晶

チルト液晶を搭載しています。

アングルを変えながらの撮影では重宝します。

ボディ上面。

モードダイヤルや露出補正ダイヤルがあります。

赤いボタンは録画ボタンです。

フィルターのサイズは40mmでOK

FUJIFILM X30はフィルター径が40.3mmとなんとも中途半端なサイズです。

このようなサイズは無いかと思いますが、レンズは保護したいですよね。

40mmのサイズのもので取り付けることができます。

レンズ保護フィルター

フィルター径は40.3mmですが、40mmのもので大丈夫です。

レンズ保護フィルター

バッテリーとSDカード

富士フイルム純正のバッテリー NP-95

純正のバッテリー、NP-95です。

今現在、富士フイルム純正のバッテリーを手に入れるのはすこし難しいかもしれません。

互換性のあるバッテリーは安く手に入りますし、そちらを検討してみるのも良いかもしれません。

ボディ底面にバッテリー室があります。

バッテリー室の中には、SDカードを入れる場所もあります。

SDカードは、SD、SDHC、SDXCメモリーカードに対応しています。

ズームリングを回して電源を入れる

コンデジではなかなか珍しい電源の入れ方です。

ズームリングを回して電源を入れます。

電源オフの状態です。

ズームリングを回すことで電源が入ります。

電源オンの状態です。

初めて触る方は電源ボタンを探してしまうかもしれませんね。

ズームリングを回して電源を入れます。

シャッター音

X30 シャッター音

「チッチッ」という感じのシャッター音。

静かな場所でも気にならないくらいの小さな音です。

良かったところ

  • 見やすいファインダー
  • 手動ズームが便利すぎる
  • 高スペックな明るいレンズ
  • チルト液晶の利便性
  • マクロ撮影ができるスーパーマクロ
  • 手ブレ補正が優秀

見やすいファインダー

大きく見やすいファインダー

公式によるとファインダーの倍率は0.65倍

実にクリアで広くて見やすいです。

晴れた日の屋外では、光の反射により液晶画面が見づらくなり撮影するのが難しくなります。

ファインダーがあれば撮影に集中できます。

ただのファインダーではなく「見やすいファインダー」に大きな価値があるんです。

手動ズームが便利すぎる

X30はコンデジでありながら自分の手でズームリングを回してズームさせます。

自分の手で回すということは、自分の意志が直接そのままズームリングに伝わるという事です。

コンデジにありがちなレバータイプだと

「あーズームし過ぎた」とか

「あと少しだけ......あーまた行き過ぎた」とか

こういう経験ないですか?

手動ズームは的確に的を得るように瞬時に狙いを定めることが出来ます

X30は撮影者の助けと、撮影する楽しさを教えてくれるはずです。

高スペックな明るいレンズ

明るいレンズはうれしい

X30は35mm判換算で28mm-120mm F2.0-2.8です。

広角はできれば、24mmが欲しいところだけど贅沢は言えません。

120mmにしてもF2.8で撮影ができるのはホントにありがたいのです。

F値が小さいおかげでボケも作りやすいですね。

チルト液晶の利便性

チルト液晶

なんだかんだでよく使うのがチルト液晶です。

下からも上からも自在に撮れるこの機構はもはや不可欠です。

あるのと無いのとでは撮影のしやすさが全く違います。

マクロ撮影が出来るスーパーマクロ

被写体に寄って大きく撮りたいシチュエーションは意外と多いものです。

X30にはスーパーマクロという機能が備わっています。

ここまで寄れる

スーパーマクロ機能で1cmまで寄れる。

フィルムの箱の一部分を写してみます。

スーパーマクロ機能でここまで大きく写せました。

広角端で1cmまで寄れます。

背面のマクロボタンで切り替えることで使えます。

なかなかの優れものですね。

スーパーマクロ撮影

手ブレ補正が優秀

f/2.5 1/8 秒 17.3mm iso800 X30

上の写真はシャッタースピード1/8秒での撮影です。

ブレずに撮影できたのが驚きです。

FUJIFILM X30は3段分の手ブレ補正が備えられています。

例えば手ブレ補正無しで手ブレさせずに撮影できるシャッタースピードが1/60秒だとすると、1/8秒でシャッターを切ることができますよということです。

1/8秒 1/15秒 1/30秒 1/60秒 1/125秒 1/250秒

上のシャッタースピードは1段ごとになっています

丁寧に撮ればこれくらいのシャッタースピードでも綺麗に撮れます。

シャッタースピードを上げることが難しい暗所での撮影には心強いですね。

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イマイチなところ

  • コンデジにしては430gと少し重い
  • ポケットに入れるのは難しい
  • 高感度撮影には強くない
  • シャッタースピードの制限

コンデジにしては430gと少し重い

コンデジにしては少し重いかも

公式では423gです。

この個体ではバッテリー、SDカード込みで430gです。

コンデジと言えば軽さが魅力的ですが、X30は少し重めです。

逆を言えば高級感があっていいかもしれない。

所有欲を掻き立ててくれそうです。

コンデジの中でも頭一つとびぬけた存在感を出しているとも言えるかもしれません。

ポケットに入れるのは厳しい

ジーンズのポケットは無理そう。

前ポケットもきびしい。

一応分かりやすくジーンズで試したところ、入れるのは不可能でした。

ジーンズみたいな硬い素材のようなものには難しいですね。

やわらかい素材、例えばジャージなんかのポケットには入ると思います。

しかしその大きさと重さから不自然な見た目になりがちです。

高感度撮影には強くない

X30は小さいセンサーサイズですのであまり高感度には強くないかと思います。

簡単な比較ですが見てみましょう。

テレ端120mm、F値は2.8ですべて撮影しています。

ISO 100
ISO 100

ISO 100です。

ISO100はもちろん問題ありません。

ISO 800
ISO 800

ISO 800です。

早くも少しノイズがのってますが、まだ大丈夫な感じですね。

ISO 1600
ISO 1600

ISO感度1600です。

ザラつきが多くなってきました。

ISO 3200
ISO 3200

ISO感度3200です。

また一段とノイジーになってきました。

個人的な許容範囲としてはISO1600くらいかなぁと感じます。

ISO 6400
ISO 6400

ISO感度6400です。

ISO 12800
ISO 12800

ディテールが完全に崩れてますね。

ISO 6400や12800は使用頻度の低い領域だと思います。

ISO 100
ISO 800
ISO 1600
ISO 3200
ISO 6400
ISO 12800

これらはあくまでも拡大して見た時の感じです。

普通にパッと見ただけではそこまで気にすることは無いのかもしれません。

小さいセンサーサイズですから高感度撮影には過度の期待は禁物だと思います。

シャッタースピードの制限

これに関しては下記の記事を参考にしてみてください。

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おわりに

FUJIFILM X30

なかなか素敵なコンデジだと思いませんか?

小さいセンサーサイズで高感度にはあまり強くありませんが、撮る楽しさを教えてくれるカメラだと思います

手に取る機会があったらぜひ撮影を楽しんでください!

まとめ

  • ファインダーが大きくてクリアで見やすい
  • 手動ズームが使いやすい
  • 35mm判換算で28-120mm F2-2.8の文句なしのレンズ
  • チルト液晶は便利
  • 1センチまで寄れるスーパーマクロが使える
  • 手ブレ補正が結構効く

素敵なカメラライフを!

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