こんにちは、カエデです。Instagram
NDフィルターのポイント
- 取り込む光の量を調節して、シャッタースピードを遅くさせることができる(サングラスのような役割)
- 日中の屋外でも明るいレンズの開放付近のF値が使えるようになる
この記事ではデジタルではなくフィルムカメラを例に話を進めていきます。
シャッタースピードには限界がある
フィルムカメラNikon FEの最高シャッタースピードは1/1000秒です。
関連記事:【レビュー】Nikon FEを使ってみた【使いやすい】
このシャッタースピードより速くなってしまうと、光の量を必要以上に取り込んでしまい露出オーバーになってしまいます。
デジタルカメラではメカシャッターで1/8000秒だったり、あるいは電子シャッターに切り替えてもっと高速のシャッタースピードで撮影できたりと便利です。
やはりデジタルカメラは便利ですね。
NDフィルターを付けてみよう
NDフィルターは、レンズから取り込む光の量を減らしてくれます。
それによって速くなりすぎたシャッタースピードを遅くしてくれます。
光を抑えるという意味ではサングラスみたいなものですね。
明るいレンズの開放付近のF値を使うとどうしてもシャッタースピードが速くなってしまいます。
日中の屋外ならなおさらです。
そこでNDフィルターの登場というわけです。
NDフィルターは複数のメーカーから発売されているようです。
今回、購入したのはK&F Conceptの可変NDフィルター ND2-ND32というものです。
ND2とかND32とかこの数字は、取り込む光の量を1/2~1/32まで減らすことができるという意味です。
僕が使っているニコンのレンズは、フィルター経が52mmなので52mmのものを購入。
シャッタースピードを落としたい場面で付けるだけです。
ND2からND32までと幅広く対応できるので、かなり便利です。
装着した感じ。
可変NDフィルターの効果
可変NDフィルターとパンダの置物を用意しました。
簡単に変化の具合を見てみましょう。
左はND2にした状態です。
フィルターを通す光の量を1/2にしました。
右はND32にした状態です。
フィルターを通す光の量を1/32にしました。
パンダが暗くなりましたね。
このように幅広く対応できるので可変タイプのNDフィルターは便利だと思います。
デメリット
もともとレンズに付けていたレンズキャップが付けられなくなります。
いつも使っているレンズキャップが使えなくなる
可変NDフィルターを付けていない状態。
可変NDフィルターを付けた状態。
フィルター径が一回り大きくなってしまったため、いつも使っているレンズキャップが付けられません。
(レンズフードも付けられないらしい)
もしレンズキャップを使うのであれば一回り大きいサイズのものを用意しましょう。
おわりに
今回は日中の屋外でも開放付近のF値を使いたいという事で話を進めてきました。
シャッタースピードを遅くできるのは便利ですよね。
NDフィルターは他の使いかたもあって、例えば長時間露光で水の流れを絹糸みたいにするとか。(自分はやらないので説明が難しい)
「NDフィルター 滝」とかで検索するとすぐ出てきますよ。
素敵なカメラライフを!