こんにちは、カエデです。Instagram
記事の内容
- F値ごとにシャッタースピードの変化を調べた
- 1/4000秒のシャッタースピードが使えるタイミングが知りたい
以前から知ってはいたのですが、なんとなくスルーしてました。
富士フイルムX30は状況によってシャッタースピードに制限がかかるという、不思議な仕様になっています。
スペック上は1/4000秒となっていますが、すべてのシーンで1/4000秒が使えるわけではありません。
たとえば1/4000秒が使えないため、よく晴れた日の屋外で開放付近のF値が使えないという場面も出てきます。
というわけですこし調べてみました。
1/4000秒が使えるのは?【いきなり結論】
いきなり結論なのですが、広角端28mmでF9から使えました。
望遠端112mmではどのF値にしても1/4000秒が使えませんでした。
細かく見ていこう【本題】
わかりやすく広角端28mmと望遠端112mmで、それぞれ自宅の窓から太陽に向けて検証してみました。(本当はカメラに良くありません!)
ISO感度はF値ごとのシャッタースピードの限界を知りたかったので、ISO感度3200まで上げて確認しました。
広角端28mmでのシャッタースピード
F値 | 限界シャッタースピード |
2.0 | 1/1000秒 |
2.2 | 1/1000秒 |
2.5 | 1/1250秒 |
2.8 | 1/1250秒 |
3.2 | 1/1600秒 |
3.6 | 1/1600秒 |
4.0 | 1/2000秒 |
4.5 | 1/2000秒 |
5.0 | 1/2500秒 |
5.6 | 1/2500秒 |
6.4 | 1/2500秒 |
7.1 | 1/3200秒 |
8.0 | 1/3200秒 |
9.0 | 1/4000秒 |
10 | 1/4000秒 |
11 | 1/4000秒 |
よく晴れた日の屋外でF2など開放付近を使いたい時は、すこし厳しいですね。
1/1000秒なんかすぐ超えてしまいますもんね。
1/4000秒が使えるのがF9からというのがやはり利便性に欠ける気がします。
望遠端112mmでのシャッタースピード
F値 | 限界シャッタースピード |
2.8 | 1/1000秒 |
3.2 | 1/1000秒 |
3.6 | 1/1250秒 |
4.0 | 1/1250秒 |
4.5 | 1/1600秒 |
5.0 | 1/1600秒 |
5.6 | 1/2000秒 |
6.4 | 1/2000秒 |
7.1 | 1/2500秒 |
8.0 | 1/2500秒 |
9.0 | 1/2500秒 |
10 | 1/3200秒 |
11 | 1/3200秒 |
望遠端112mmでは1/4000秒を使うことができませんでした。
112mmの最小F値2.8でもやはり、1/1000秒が限界でした。
結果
- 1/4000秒が使えるのは広角端28mmのF9から
- 望遠端112mmではどのF値でも1/4000秒を使うことはできなかった
- 28mmでも112mmでも一番小さいF値では1/1000秒が限界
おわりに
あくまでも広角端28mmと望遠端112mmでの検証ですので、厳密なものではありません。
屋外での開放付近のF値は少し使い勝手が悪いかもしれませんね。
なぜこのような仕様になっているかは分かりませんが、シャッタースピードのことを考えながら撮影する必要がありますね。
素敵なカメラライフを!