こんにちは、カエデです。Instagram
富士フイルムのXシリーズ初期を、エースとして支えたX-T1のレビューと作例になります。
ダイヤル操作が直感的で分かりやすく、ファインダーも大きくて見やすい。
チルト液晶搭載で撮影の幅が広がります。
フイルム時代の色味もフィルムシミュレーションで再現可能。
高感度にも強く、防塵防滴にも対応。
2014年発売ですが、必要最低限の機能や性能を秘めています。
参考になれば幸いです。
またこのカメラは、オールドレンズ用のカメラとしても使いやすいかと思います。
関連記事:オールドレンズの基本的な始め方【3点セットで簡単】
簡単なスペック
- 発売年 : 2014年2月15日
- 撮像素子:APS-C
- 有効画素数:1630万画素
- シャッタースピード:メカ1/4000秒 / 電子1/32000秒
- 連写撮影枚数:約8コマ/秒
- チルト液晶搭載
- 防塵防滴仕様
- 重量:440g
作例
使用レンズは全てXF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRです。
関連記事:【おすすめ】フジノンレンズ 安定の5選【単焦点 ズーム】
外観 / 重量
色はブラックとグラファイトシルバーエディションの2色で展開されています。
- M(マニュアルフォーカス)
- C(コンティニュアスAF)
- S(シングルAF)
これまた直感的に使いやすく便利です。
ピントが合わないときはMにすれば、素早くマニュアルフォーカスに切り替わります。
- ファインダー倍率0.77倍
- ファインダー視野率100%
あくまで体感的によるところが大きいですが、倍率が高ければ高いほど見やすくなります。
ファインダーが大きくて見やすければマニュアルフォーカスもしやすくなります。
オールドレンズなどマニュアルフォーカスレンズの使用にもオススメですよ。
関連記事:オールドレンズの基本的な始め方【3点セットで簡単】
チルト液晶を搭載しています。
ローアングル、ハイアングルで活躍する機能です。
左からISO感度ダイヤル、シャッタースピードダイヤル、露出補正ダイヤルとなっています。
視覚的に読み取って直感的に操作できるのはありがたい。
わざわざ電源を入れなくてもダイヤルを見れば、今どんな設定になっているか確認できるのも大きなメリットです。
バッテリーグリップを付けるとこんな感じです。
関連記事:バッテリーグリップが気持ちいい【FUJIFILM X-T1】
フィルム一眼レフカメラNikon FEと並べてみました。
いかにもカメラらしいルックスであり、所有欲も引き立ててくれるカッコ良さです。
バッテリー、SDカード込みで実測値439g(公式では440g)
レンズ交換式カメラとしては軽量の部類に入るかと思います。
参考までに最新のX-T5は557gです。
バッテリーとSDカード
ボディ底面にバッテリー室があります。
純正のバッテリー、NP-W126です。
NP-W126Sという純正バッテリーもX-T1に対応しています。
どちらのバッテリーも使用できます。
こちらは、純正ではありませんが互換性のあるバッテリーです。
上の写真はロワジャパン製のものです。
純正品は値段が高いのでこちらのバッテリーも持っています。
互換性のあるバッテリーを使ってみるのも良いと思います。
SDカードは一枚入れることができます。
SD、SDHC、SDXCメモリーカードに対応。
シャッター音
カシャッカシャッといった乾いた音。
一眼レフほど大きい音ではありません。
いかにもミラーレスカメラらしいシャッター音です。
手には撮った感触がしっかりと伝わってきます。
注目ポイント
- 信頼できる高感度耐性
- 防塵防滴の安心感
- フィルムシミュレーション
信頼できる高感度耐性
富士フイルムのミラーレスと言えばやはりバツグンの高感度耐性ですね。
ISO感度を躊躇なく上げれるのは安心感があります。
簡単な比較画像をのせておきます。
常用ISO感度200
何も問題なく使える感度です。
ちなみに拡張機能でISO100を使う事も可能です。(JPEG限定です RAWは不可)
ISO 6400
僕の体感的な許容範囲はISO6400です。
全然使えます。
ISO 12800
若干ノイズが乗ってきましたが、拡大しないと分からないレベルだと思います。
ISO 25600
さすがにノイジーですね。
ISO 51200
まさに緊急用という感じですね。
仕方なく使う時だけかと思います。
なかなか普段の撮影でここまで感度を上げることは無いかと思います。
- ISO100、ISO12800、ISO25600、ISO51200はJPEGのみでの撮影になります。RAWに設定していると使うことができません。
- ISO感度ダイヤルのAUTO設定はISO200-ISO6400で設定できます。
防塵防滴の安心感
X-T1は防塵防滴仕様となっています。
撮影中、雨が降ってくることもあるかと思います。
ですが多少の雨なら神経質になることもないかなぁと。
雨の中、カメラを濡らしながら撮影したこともありましたが何も問題はありませんでした。
そのときに使用していたレンズも防塵防滴仕様のものでした。(XF18-135mm F3.5-F5.6)
ですが、防水ではないので濡れてしまった後は必ず水分をふき取ったほうがいいですね!
フィルムシミュレーション
X-T1には11種類のフィルムシミュレーションがあります。
自分の好みの色を選択して楽しむことができます。
PROVIA(プロビア)とVelvia(ベルビア)は使いやすく汎用性が高いと思います。
プロビアはナチュラルな色合いでどんなシチュエーションでも使えるスタンダードなカラーです。
ベルビアは色が濃く彩度高めで風景なんかによく合います。
彩度低めの渋い色味が特徴的なクラシッククロームも人気のようです。
現行機ではフィルムシミュレーションの数も増えています。
アクロスやエテルナといったものがありますね。
おわりに
2014年2月15日発売からだいぶ経ってますが、中古ではけっこう数が出回ってるかと思います。
今の時代でもこのファインダーは撮影者を楽しませてくれると思いますよ。
機会があればX-T1を体感してみてはいかがでしょうか。
ちなみに2022年現在、後継機種としてはX-T5が最新となります。
おそらく比較にならないくらい性能がアップしていると思います。
気になる方はそちらをチェックされてみてはいかがでしょうか。
ではでは。
素敵なカメラライフを!