こんにちは、カエデです。Instagram
ニコンの標準オールドレンズの代表格的存在、Nikkor-S Auto 50mm F1.4です。
まさに王道といった感じですが、オールドレンズを楽しみたいならぜひ体感してみたいと思い使ってみました。
このレンズは製造年によって仕様が異なるらしく、僕が購入したのは初期型になります。
初期型のみ絞り羽根が6枚だそうです。
非Aiレンズというものになり、ミラーレスカメラなどマウントアダプターを使用して使うのであれば問題ありません。
ニコンの一眼レフカメラやフィルム一眼レフカメラでは、装着できるカメラに制限があるそうなので注意してください。
作例
光を取り入れると、オールドレンズらしいノスタルジックな雰囲気になりますね。
柔らかいボケ味がエアリーでいい感じです。
フレアやゴーストといったオールドレンズらしい表現もご覧の通り。
スーパータクマーやヘリオスほど豪快に出るわけではありませんが、なかなかいい感じです。
開放F1.4ではやはりふわっとした滲みが出ます。
ボケが綺麗ですね。
逆光ではやはりフレアやゴーストが出ます。
ゴーストの出方は好みが分かれるかもしれませんね。
外観 / 重量
マウントはFマウント。
開放F1.4からF16まで。
カニ爪と言われるものがあり、これはAi化されていない非Aiです。
Nippon Kogaku Japanと記載されていますが、製造年によってはNikonと記載されていることもあります。
この個体はシリアルナンバーや絞り羽根が6枚ということもあり、初期のものであると思われます。
手で持つとこんな感じ。
比較的コンパクトで、重さは少し感じます。
フィルム一眼レフカメラ、Nikon FEに取り付けた感じ。
富士フイルムX-T1に取り付けた感じ。
マウントアダプターを付けているので少し長くなります。
個体差にもよりますが、このレンズでは304g
やはり少し重みは感じます。
中身がギュッと詰まった感じのレンズです。
玉ボケ
↑ 右の写真、F2でははっきりと手裏剣のような状態になります。
↑ F2.8でもわずかに手裏剣になります。
F4からは普通の六角形になります。
↑ 開放F1.4では輪郭が縁取られたキレイな玉ボケが出ます。
F2では手裏剣のような形をした玉ボケに変化します。
おわりに
今回は、ニコンの王道オールドレンズ、Nikkor-S Auto 50mm F1.4のレビューと作例でした。
ニコンのオールドレンズはきっちり写すというイメージがあったので、「オールドレンズらしさが感じられないなぁ」と思っていました。
ですがこの50mm F1.4は、フレアやゴーストも出せてノスタルジックな表現が可能です。
F1.4という大口径なのも魅力的です。
機会があればぜひ手にとって使ってみてください。
ではでは。
素敵なカメラライフを!