こんにちは、カエデです。Instagram
ミノルタ独自のコーティング、「アクロマチックコーティング」による緑色の輝きが美しい。
オールドレンズに興味をお持ちなら「緑のロッコール」はぜひ使ってみたいところです。
58mm F1.4から繰り出される柔らかな描写はまさにオールドレンズそのものといったところ。
オールドレンズお決まりのフレアやゴーストも出るのでクセのあるノスタルジックな描写が楽しめますよ。
作例
開放F1.4で撮影
ソフトな描写です。
F8まで絞ってます。
こちらは開放F1.4で撮影。
F8に比べるとやわらかく甘い描写になります。
色味も変わってます。
輪郭が縁どられた綺麗な玉ボケだと思います。
背景に木漏れ日などがあるときはザワザワした玉ボケになりますね。
横からシュッと出てくるようなゴースト。
スーパータクマーのような円を描くような感じはあまり出ません。
こちらは縦に降り注ぐようなゴースト。
状況によっては太さも出ますね。
状況によってはこのような円形のゴーストも出ます。
外観 / 重量
SRマウントやMCマウント、MDマウントといった呼び方もありますが、正式名称はミノルタマウント。
基本的にマウント部の形状は同じであるとのこと。
MC ROKKOR-PFの刻印
MCはメーターカプラー(絞り値伝達爪)
PFはレンズ構成のことで5群6枚
↑ 絞り値伝達爪(MC / メーターカプラー)
ミラーレスカメラなどでマウントアダプターを使うのであれば関係のないものです。
絞り羽根は6枚
開放F値は1.4
最小絞りはF16
絞りリングのクリック感はしっかりとあります。
↑ 上の写真のように数字の無いところにもクリック感があります。
こちらもF5.6とF8の間にクリック感があります。
個体差によるかもしれませんが、この個体ではフォーカスリングに滑らかさはなく少し重く重厚感が感じられます。
そして非常にコンパクトです。
58mm F1.4の大口径レンズがこのサイズなのはポイント高いです。
富士フイルムX-T1に取り付けてみました。
実測値291g
マニュアルフォースのみではありますが、やはりこの軽量コンパクトさは魅力的ですね。
気兼ねなく持ち出せます。
感想
使ってみて思ったのは、ゴーストの出方がユニークだなぁという事です。
スーパータクマーなんかと比べるとはっきりとその違いが分かります。
ゴーストといえばスーパータクマーのような円形をイメージしてしまうのですが、ロッコールの方はあまり円形にはならず直線的なものが多いです。
これも個性的で癖があって良いですね。
おわりに
やはりゴーストの表現に特徴があるなぁといったところでした。
現行のレンズでは表現できないエモーショナルでノスタルジックな描写はオールドレンズならではですね。
開放F1.4の柔らかい表現力は一度は味わってみたいものです。
参考になれば幸いです。
ではでは。
素敵なカメラライフを!